November 14th, 2018コメント(0)
昔は子供の、特に男の子の間での遊びの中のひとつにプラモデル作りなんてぇものがございました。

かく言うワタクシもその中の一人でございまして、小学生の時分、1日100円と言うスズメの涙よりも少ない額の小遣いを貰っていたワタクシには、学校の校門を出ると目の前にある文房具店の一角にズラリと並べられたプラモデルの山、値段なんか見ますと当時ワタクシが手に握りしめていた小遣いの十数倍ないし数十倍と言った、とても貧乏小学生が手を出せる代物じゃぁありません。
手が出せないと解っちゃいるんでございますが、毎日下校の際ヨダレを垂らしながら見果てぬ夢を心に抱きつつ高嶺の花を眺めていたものでございます。

”そんなに欲しけりゃ手前ぇで作ればいいじゃねぇか”

職人でもある親父が、ワタクシが物をねだる度にこんな事を言っておりました。
流石、職人ってだけのことはある親父、手先はめっぽう器用で当時我が家で使っていた家電の簡単な修理から、私共兄妹が使うオモチャに至るまで簡単なモノだったら何でも作ってくれておりまして、その親父の言う ”そんなに欲しけりゃ自分で作れ” は含蓄があり子供ながらに心に刺さっていたわけでございます。

そんな最中、新しい物好きな親父に連れられて有楽町に観に行った映画がございまして、時は1978年6月某日、当時世界を巻き込んでの大ブームとなったアレですよ、アレ。

そうです スターウォーズ です。

当時8歳だったワタクシ、それまで特撮モノと言えば、大映の大魔人、東宝のゴジラや円谷プロのウルトラマン、海外モノでもサンダーバードしか観た事のなかった小僧の脳内は、言葉では言い尽くせないほどのお祭り状態になってしまったワケで、劇中に登場した宇宙船がドーシテモホシーホシー病に掛かってしまったワケでございます。

映画公開当時、そんなプラモデルなど日本には存在せず(2作目以降まで日本国内での発売がほとんどなかった)、もし存在したとしても当時の図柄で言う聖徳太子の銀行券が購入に必要なくらい高価なモノでございました。

そんな目ん玉が飛び出るくらい高価なオモチャを当時の貧乏小学生が買える訳もなく、ワタクシに買える物といえば、1つ100円のハセガワやタミヤが販売していた安い戦闘機のプラモデル、プラ板というプラスチックの板と、接着剤。
これらの材料をなけなしの小遣いで買い集め、駆使し、何とな〜くそれらしいものをでっち上げては、親の呆れ顔を横目に一人でニヤニヤしていたものでございました。

そして中学、高校と歳を重ねるごとに自分で言うのも何ではございますが、次第に技術的なものが向上してまいりまして、後にオーストラリアに渡り、現地の映画スタジオ、ワーナー・ブラザースムービーワールドの造型美術部門でお仕事を頂けるようになり、いくつかの映画やテレビドラマで裏方の一人として参加させて頂いておりました。

写真は 2017年に開催された ”バンダイ スターウォーズプラモデルフォトコンテスト 2017” で、生意気にもダブル受賞させて頂いた作品です。
(実はこれ、大きく見えますが両手に乗せられるほどの小さな物です)



現在ではお陰様で個人的に模型の制作等も依頼される様になり、ワタクシの幼少時、親父が事あるごとに言っていた ”芸は身を助く、勉強なんぞいつでも出来る、まずは手に職を付けろ" と言う言葉が身に染みる今日この頃でございます。

そんな手先の器用な人間がスマホ119にはワンサカいます!!
石川店は今日も元気に20:00まで営業中です!!

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