今週は便利について考えて行きたいと思います。
ワタクシが子供の頃、昭和の40年代後半でもまだまだウチで犬猫なんか飼ってなくても外に行きゃそこいら中にいっくらでもおりましたよ。
犬は路地なんかで寝っ転がっていたり、猫もその辺の塀の上でアクビなんかしていたりしまして、当時犬を飼っている家庭のほとんどが基本的に放し飼い。寝るのは自分の小屋でございますが日頃は勝手にウロウロ、隣近所から残り物のご飯なんぞをもらいハシゴをしてうちに帰ってくる頃には満腹。ご飯に味噌汁をぶっかけた残り物なんかにゃあ見向きもしないでそそくさと小屋に潜り込んで居眠りなんてぇのは当たり前でございました。
人間の生活に深く関わって来たと言えば犬猫もそうですが、電子機器なんて言うモノもかなり深い所まで浸透しているんじゃぁないでしょうかね?
今から25年~30年くらい前の待ち合わせなんて言いますとそれはそれは不便かつ大掛かりなものでございました。
前日の夜までに家に備え付けの固定電話に電話して、
”明日のどこの駅のどの改札口の前のどこどこの公衆電話の前に何時何分までに集合ね〜”
これに失敗してしまうって事になりますと、その日は終日会えずじまいでございました。
それが今ではすっかり待ち合わせの方法も様変わりいたしまして、現場に着いてから
”今どこ?”
と一言で済んでしまう訳です。
当時のワタクシ達には今みたいに携帯電話なんてぇモノはございません。
ちょいとばかり金回りの良い弁護士のセンセや医者のセンセが持っている高級車に積んであった、今の若者に言ったら ”ナンデスカソレ?クイモンデスカ?” と聞かれてもオカシクない車載電話、もしくは、通信兵よろしく肩から下げて使っていた大きな弁当箱のような車載電話の発展型の俗に言う ”携帯電話のハシリ” であるショルダーフォンっていうもんが巷には出回っておりましたが、ワタクシ達庶民には到底手の届かない代物でして、いずれも保証料金20万円もふんだくり、それでいてあくまでもレンタルって言う極悪非道なモノでございました。
そしてもし万が一にでも無くしたりしようもんなら保証金は返って来ない、挙げ句の果てに月の基本料金だけで3万円、通話料はナント破格の6秒10円、出会い系ツーショットダイヤルのような暴利。
まぁ、あのブツを持っている、車に積んでいる、ただそれだけでステータスだった訳でございます。
当時を振り返ると月の電話代が20万や30万円と言う今で言うところの架空請求のような請求書が家に届いた訳で、とにかくワタクシども庶民には到底手の出ない代物でございました。
時代は変わり今では下は小学生、上はおじいちゃんおばあちゃんまで老若男女問わず携帯電話が普及してございます。
犬も歩けば棒に当たるっていう言葉通り、今ではちょっと街を歩けばいつでもどこでも携帯電話を片手に歩いていらっしゃる方で溢れかえっております。
携帯電話と言ってもタダの電話じゃぁございませんよ。俗に言うスマホ、正しくはスマートフォンと呼ぶ訳なんでございますが、スマートって言うだけあってワタクシの何倍も賢いんでございますよ。
離れた場所から家の電気を点けたり風呂を沸かしてくれたり、はたまた健康管理までしてくれちゃう万能機器でございます。
大分前の話になりますが、オーストラリでツアーガイドなんぞをしていた時のお話。
ワタクシ、清水の舞台から飛び降りた気分で当時発売されたばっかりの分厚いiPadをようやく大枚叩いて購入した頃の話なんですが、ツアーに参加していたご家族のおぼっちゃま、ツアー中バスの車内でまだまだそんなに持っている人の多くなかったiPhone4でゲームなんぞしておりまして、ワタクシ聞きました。
”おにぃちゃん、その電話、お父さんかお母さんの?”
するとこの
おぼっちゃま、
”ボクんだよ~”
ワタクシ
”え?今時の小学3年生って携帯持ってるの?”
おぼっちゃま
”クラスのみんな持ってるよ?”
ワタクシ
”携帯なんか使わなくても色んな遊びあるじゃん?”
おぼっちゃま
”携帯無くちゃ死んじゃう~”
ワタクシ心の中では(じゃあ死んじゃっていいよ?とつ呟きましたが・・)、開いた口が塞がりまでんでしたわ・・笑
そんな頃から世の中に浸透してきたいわゆるスマホ。
もう手放せなくなられていらっしゃる方も数多くいらっしゃる事と存じます。
画面が割れた、壊れた、起動すらしない等々、どんな事でもご相談に乗らせていただきますので、ちょっとでも困った事がございましたら是非一度足をお運び下さいませ。
北谷店、今日も元気に午後9時まで営業しております。
スマホ119北谷58店
お問い合わせ:098-927-1119
58号線沿い・北谷カメラのキタムラ・びっくりドンキーとなり
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