こんにちは、スマホ119代表の富村です^^)
社訓七か条シリーズ、第三回。今日は実話からいきます。


朝、ローソンの前まで
石川店ができたばかりの頃の話です。
朝、開店前の店の前を、スタッフのナツキさんがほうきで掃除していました。それだけなら普通の話なんですが、彼女、うちの店の前だけじゃなくて、通りの先のローソンさんの前まで掃いてたんです。
誰かに言われたわけじゃありません。当時のブログにも「感動・・」って書いてあります(笑
彼女は修理でも同じでした。難しい修理も率先して手を挙げて、失敗しても諦めずに何度もトライして、気づけば一人で何でも直せるようになっていた。

一、一所懸命
うちの社訓は「一生懸命」ではなく「一所懸命」と書きます。
一生分がんばれ、という話じゃないんです。いま自分がいる「一つの所」に、力を尽くす。目の前の一台、目の前のお客様、自分の店の前の道。それだけでいい。
遠くの大きな目標より、手の届く場所への全力。それが積もると、気づいたら遠くまで来ています。石川店のナツキさんの掃除が、僕にそれを教えてくれました。
一所懸命は、伝染する
ナツキさんの掃除の話には、実は続きがあります。彼女の掃除は、店の空気を変えたんです。
朝きれいにした店先は、一日中どこか気持ちがいい。スタッフの背筋がちょっと伸びる。その空気は、不思議とお客様にも伝わります。「この店、ちゃんとしてるね」と言われる回数が、目に見えて増えました。
修理の現場でも同じです。ネジ1本を最後まできっちり締める。防水テープを1枚ていねいに貼り直す。お客様には一生見えない場所への全力が、故障の再発率という数字にちゃんと表れる。
一所懸命って、才能じゃなくて習慣なんですよね。そして習慣は、隣の人にうつる。
ひとりの一所懸命が店にうつり、店の一所懸命がお客様に伝わり、お客様の「ありがとう」がまたスタッフの一所懸命を育てる。この循環が回り始めた店は、強いです。石川店がいまも現役なのは、あの朝の掃除から始まった循環が、まだ回り続けているからだと思っています。
「一所」を選べる時代だからこそ
一所懸命という言葉は、もともと鎌倉時代の武士が、たったひとつの領地を命がけで守ったことから来ているそうです。ひとつの所に、命を懸ける。
今は真逆の時代ですよね。仕事も住む場所も、いくらでも選び直せる。転職は当たり前で、「石の上にも三年」なんて言うと古いと笑われる。僕はこの流れ自体は良いことだと思っています。合わない場所で我慢し続ける必要なんてない。
ただ、選択肢が多い時代には、新しい罠もあります。「ここじゃないどこか」を探し続けて、今いる場所に全力を出さないまま時間が過ぎる、という罠です。
どこへ行っても、結局「目の前のことに全力を出せる人」しか伸びません。場所を変えても、自分の姿勢は着いてくるからです。逆に言えば、今いる場所で全力を出す練習をした人は、どこへ行っても通用する。
だからうちの「一所懸命」は、「一生ここにいろ」という意味ではありません。「いる間は、ここに全力であれ」。それだけです。その全力の積み重ねが、気づけばその人の腕になり、看板になる。ナツキさんのほうきが、まさにそれでした^^)
ところで、この記事を書くにあたって当時の石川店のブログを読み返したんですが、掃除の話の横に「間違えても諦めずに何度も何度もトライして」という一文も残っていました。ほうきも、ドライバーも、握る手は同じ。一所懸命な人は、道具が変わっても一所懸命なんです。
明日は「常に笑顔」。夜の研修の話です!

ネクストレボリューション株式会社
代表取締役 富村浩樹
このブログは、スマホ119(ネクストレボリューション株式会社)代表・富村浩樹が会社の考えていることを書く場所です。会社概要/社長ブログ/店舗一覧


コメント (0)