スマホ119 社長の手記
社長ブログ視点と、本音と、物語。
修理の話より、その奥の話を。息子の割れたiPhoneを自分で直した日から、沖縄で店を続けてきた僕が、現場で考えたこと・好きなモノづくりのこと・うまくいかなかった日のことまで、飾らずに書き残していきます。
手を動かした分だけ、書ける。
▼ この記事を、ショート漫画にしました(タップで再生・音が出ます)
皆さまこんにちは!スマホ119の富村です^^)
ここ2週間ほど、いろんな話を書いてきました。
自転車で沖縄一周した話、プログラミングの話、電子工作の話、道具の話。
並べてみて、自分でも笑ってしまいました。全部、同じことを言っているんですよ。

僕の口ぐせは、これです
「無いなら、作ればいいさ」
スタッフに何回言ったか分かりません。たぶん、聞き飽きられています(笑
振り返ると、うちの会社でやってきたことは、ほぼ全部これでした。
- スマホ修理の店が近くに無い → 自分で直して、店を作った
- 欲しい部品が売っていない → 3Dプリンターで作った
- 釣りの道具に不満がある → 電子工作で作った
- 使いやすい管理システムが無い → 自分たちで作った
- CM制作を頼むと高い → 自分たちで撮った
順番に並べると、なかなかの散らかりようです。
でも、僕の中では全部つながっています。
そもそも、この会社が「作った」もの
いちばん最初に作ったのは、この仕事そのものでした。
息子のiPhoneが割れたとき、直せる店が近くにありませんでした。
正規のところに送ると時間がかかるし、高い。かといって、街に修理屋なんて無い時代です。
だから、自分で開けました。

あのとき、「無いから、諦める」という選択肢もあったはずなんですよ。
買い替えればいい。我慢すればいい。
でも、なんとなく「開けたら分かるんじゃないか」と思ってしまった。それが全部の始まりでした。
今、沖縄県内に8店舗あるのも、スタッフが働いてくれているのも、元をたどるとあの一台です。
「作る」と「直す」は、同じことです
この連載を書いていて、あらためて気づいたことがあります。
僕にとって、作ることと直すことは、まったく同じなんですよ。
どちらも、こういう流れです。
- こうなってほしいという状態を思い浮かべる
- 今どうなっているかを見る
- その差を埋めるために、手を動かす
- うまくいかない → 原因を探す → やり直す
新しいものを作るときも、壊れたものを直すときも、頭の中でやっていることは変わりません。

プログラミングの記事でも書きましたが、動かないプログラムを直すのと、電気が止まったスマホを直すのは、本当に同じ作業なんです。
だから僕は、修理屋は「作る人」だと思っています。
ただし、ひとつだけ気をつけていること
ここは正直に書いておきます。
「無いなら作る」は、行き過ぎると危ないんですよ。
作らなくていいものまで、作ってしまう
これは何度もやりました。
買えば済むものを、時間をかけて自作する。しかも既製品より使いにくいものができる。
楽しいんですよ、作るのは。でもそれは趣味であって、仕事じゃない。
だから最近は、始める前に一回だけ自分に聞くようにしています。
「これ、買ったほうが早くない?」
そこで「いや、うちのやり方に合わせたいから作る」と即答できるなら、作ります。迷ったら、買います。
人に押し付けない
もうひとつ。
僕が「作るのが好き」だからといって、全員がそうである必要はないんですよね。
既製品をうまく使いこなすのが得意な人もいます。人と話すのが得意な人もいます。
前に書いたとおり、いろんな得意を持った人が働ける場所であることのほうが、たぶん大事です。
これから作りたいもの

せっかくなので、今考えていることを書いておきます。
子ども向けの、分解体験
電子工作の記事でも触れましたが、これはやりたいです。
古いスマホやゲーム機を、実際に開けてみる。中に何が入っているかを見る。
今の子どもって、機械の中身を見る機会がほとんど無いんですよ。全部が板になっていて、ネジすら見えない。
でも、中には必ず理由があって部品が並んでいる。それを見せたいんです。
もっと分かりやすい説明
これは地味ですが、ずっと課題だと思っています。
うちの説明は、まだ専門用語が多い。「フレキが断線してますね」と言われても、普通は分かりません。
この連載で図解をたくさん使ったのも、その練習みたいなところがあります。絵で見せると、伝わるんですよね。
直せる範囲を、もっと広げる
これがいちばん本命かもしれません。
「うちでは無理です」と言う回数を、少しでも減らしたい。
そのために技術を上げるし、機材にも投資します。道具の話で書いたとおり、いい機材は失敗を減らしてくれます。
結局、いちばん作りたいのは

いろいろ書きましたが、最後にひとつだけ。
僕がいちばん作りたいのは、たぶん「困ったときに、思い出してもらえる場所」です。
スマホが壊れた。どうしよう。
そのときに「あ、スマホ119に持っていけばいいか」と思ってもらえる。
これって、建物や技術じゃなくて、信頼ですよね。そして信頼は、買えません。作るしかない。
しかも、作り方は地味です。
- 今日の一台を、丁寧に直す
- できないことは、できないと正直に言う
- 渡すときに、一言添える
- それを、毎日続ける
自転車で毎週20キロずつ進んだ話と、まったく同じです。一気には作れません。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました

2週間、いろんな話にお付き合いいただきました。
スマホの話より、釣りとか犬とかヘビの話のほうが多かった気がしますが(笑
それでも、全部どこかで仕事につながっています。というより、僕の中では分かれていないんですよね。
好きなことをやって、手を動かして、うまくいかなくて、また考える。それを仕事でも趣味でもやっているだけです。
これからも、たぶん新しいことに手を出します。そのたびに「また始めた」と言われると思います。
でも本業だけは、絶対に薄くしません。目の前の一台を、丁寧に。
スマホのことで困ったら、いつでも声をかけてください。沖縄県内に8店舗あります。
そして押し入れに古い機械が眠っている方は、専務のブログもぜひ。あいつがレトロゲーム機の話を毎日書いています。親バカかもしれませんが、なかなか面白いですよ^^)
お気軽にご相談下さい^^)
スマホ119は沖縄県内に店舗を構えるスマホ・iPhone修理店です。画面割れ・バッテリー・水没・データ復旧など、お気軽にご相談ください^^)
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