スマホ119です。クチコミを読み返す連載、三回目。
2,760件のうち「説明」という言葉が入っていたのは190件でした(2026年8月末時点で取り込めた分)。そのうち126件が「丁寧」と一緒に書かれている。ほぼセットです。
ありがたい数字。ただ、社内で読み合わせた結論は、少し違うところに落ちました。

褒められているのは、話し方じゃない
190件の中で、料金に触れていたのは11件。デメリットに触れていたのは、たった2件でした。数としては少ない。それなのに、その少ないほうが読んでいていちばん重い。
画面破損で、修理お願いしました。早くて、説明も丁寧でした。デメリットもしっかり伝えてもらえたので、納得して修理できました。
(糸満店)
「デメリットもしっかり」。ここを言えた日は、あとから何も起きません。逆に言うと、都合の悪いほうを飛ばした日だけ、事故になる。
どうしようもないことがあることまでしっかりご説明いただき、安心感があります。
(うるま市石川店)
どうしようもないことがある、と言われて安心する。不思議なようで、たぶんこれが本質です。できないことの輪郭がはっきりすると、できることを信用できる。
「分かりやすい」の正体は、順番
読み比べていくと、高い評価がついた日の説明は、だいたい同じ順で進んでいました。
- 今どうなっているか(症状ではなく、原因のほう)
- 直したら何が戻って、何は戻らないか
- いくらかかるか、いつ終わるか
- やらなかった場合にどうなるか
特別なことは一つもありません。難しい言葉を避けたとか、たとえ話がうまかったとか、そういう話ですらない。四つを、この順で全部言ったというだけ。
簡潔にわかりやすく注意事項を伝えてくださって、修理完了まで早かったです!また何かあれば依頼したいと思います!
(糸満店)
「簡潔に」と「注意事項」が並んでいるのが、ありがたい。長く話せば伝わる、というものでもないんですよね。注意事項だけは削らない。あとは短く。この一行が、そのまま社内の目標になりました。

スタッフは親切で、料金についても詳しく説明してくれました。
(イオン名護店)
料金の話が出てくるのが11件だけ、というのが引っかかっています。金額は、いちばん聞きたくて、いちばん聞きにくいところ。こちらから先に出せていない日が、まだたくさんあるということ。おおよその目安は修理料金表に並べてありますが、端末の状態で変わります。
説明が一切なかった、と書かれた分
非純正パーツ(不明な部品)が使用されることや、設定画面に警告が出ることへの事前説明が一切ありませんでした。
(うるまシティプラザ店・星3)
言い訳のしようがない。純正ではない部品を使うこと、設定画面に警告が残ること。この二つは、預かる前に必ず言うと決めてある項目です。決めてあるのに、伝わっていなかった。
同じ日、同じ看板の別の店では、こう書かれています。
納得するまで丁寧な説明をしていただきました。
(うるま市石川店)
この差を「スタッフの個性」で片づけると、来年もまったく同じ星がつきます。

だから、才能の話にしない
説明がうまい人は、確かにいます。ただ、うまい人がいる店だけが良い店になるなら、8店舗ある意味がない。
分かりやすさは、その人の口のうまさではなく、何を・どの順で・誰が言うかを先に決めてあるかどうかで決まる。読み終わってそう思いました。話し上手を採用するのではなく、話す中身を紙にする。この連載を始めてから、うちで一番書き直しているのはこの部分です。
お預かりの前に聞いておきたいことは、遠慮なくどうぞ。よく聞かれる質問はよくある質問に、直った後の不具合の扱いは保証内容にまとめてあります。
次回は星の話。4.8の店と4.9の店が社内にあります。その差について、身内で話したことを書きます。
掲載しているのは、Googleマップにお寄せいただいた実際のクチコミです(投稿者名は伏せています)。いただいた声は全店で共有し、翌日の現場に反映しています。
ご意見・お叱りも、そのまま書いてくださって構いません。店舗一覧/よくある質問/お問い合わせ
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