スマホ119 専務の現場ノート
専務ブログ現場から、次の119へ。
壊れたiPhoneを自分で直したあの日から、修理ひと筋で11年。いまは専務として全店舗の現場を回り、仲間の技術と心に火をつけるのが仕事です。スマホ119を責任持って引っ張っていく覚悟と、現場で起きているリアルを、そのまま書いていきます。
- 修理歴 11年たたき上げ
- 全 8 店舗現場を統括
- 育てる仲間と技術
背中で教えて、言葉で渡す。
こんにちは、専務の富村レオです(^^)
改造図鑑、第33回。実は今日で、毎日連載としてはいったんひと区切りにしようと思います。
7月の終わりにゲームボーイの液漏れの話から始めて、気づけばひと月ちょっと。任天堂もソニーも、たまごっちもポケステも、電池もはんだも湿気も、書きたかったことはだいたい書けました。
最後に残しておきたいのは、機種の話じゃありません。なんで僕は、こんなに直すのが好きなのかという話です。

理由①:「動かない」には、必ず理由があるから
33回書いてきて、一度も例外がなかったことがあります。
機械が動かないとき、そこには必ず理由があるということです。
液漏れなら腐食した端子がある。ドリフトなら削れた膜がある。画面が映らないなら、切れたフレキか抜けたコンデンサがある。機械は気分で壊れないし、気分で直りもしない。
原因を探して、特定して、手を打つ。この筋道の通り方が、僕の性に合っているんだと思います。うまくいかない日もありますが、それは僕がまだ原因にたどり着けていないだけ。機械のせいにはできないんですよね(笑)
理由②:「もうダメ」の先を見るのが、いちばん面白いから
うちに来る機械には、だいたい枕詞が付いています。「もう10年動いてない」「他で断られた」「水没させちゃって」。
つまり、一度は諦められた機械たちです。
その機械が、電池を替えて、端子を磨いて、部品をひとつ載せ替えただけで、ピコッと音を立てて目を覚ます。あの瞬間の空気、何回味わってもいいものです。お客さんの「えっ、動くの!?」という声まで含めて、この仕事のごほうびだと思っています。


理由③:直しているのは、機械だけじゃないから
この連載で何度も書いたことですが、最後にもう一度だけ。
ゲーム機の中には、セーブデータが入っています。スマホの中には、写真と連絡先が入っています。機械を直すと、思い出が戻ってくる。
「子どもの頃のセーブがまだ生きてた」と笑う大人の顔を見るたびに、僕らが預かっているのは機械じゃなくて、その人の時間なんだと思い知ります。だからこの仕事は、やめられません。

33回ぶんの、ざっくり総まとめ
連載で繰り返し出てきた教訓を、3行に圧縮しておきます。
- 電池は抜く。しまう前に抜く。膨らんだら触らず相談。これだけで大半の悲劇は防げます
- 湿気から離す。密閉ケースと乾燥剤。沖縄では特に
- 「動かない」で捨てない。原因には必ず理由があって、理由が分かれば手が打てます
過去回は専務ブログの一覧から全部読めます。押し入れの機械と向き合う夜のお供にどうぞ。

これからのこと
毎日連載はここで区切りますが、ブログ自体は続きます。書きたい機種もまだ残っていますし(ワンダースワンの仲間とか、書き足りない子がいます)、新しいネタが来たら図鑑の続きも書きます。
そして本業はいつもどおりです。スマホも、Switchも、3DSも、PSPも。料金表を見て、お近くの店舗へ。押し入れの機械を手放すなら買取もやっています。
ひと月ちょっと、毎日読んでくれたみなさん、ほんとうにありがとうございました。
「動かない」と言われた機械、これからも直していきたいと思います!(^^)

スマホ119は沖縄県内に8店舗を構えるスマホ・iPhone修理店です。スマホだけでなく、ゲーム機(Switch・PS・3DS・PSP等)の修理・買取も承っています。
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