スマホ119 社長の手記
社長ブログ視点と、本音と、物語。
修理の話より、その奥の話を。息子の割れたiPhoneを自分で直した日から、沖縄で店を続けてきた僕が、現場で考えたこと・好きなモノづくりのこと・うまくいかなかった日のことまで、飾らずに書き残していきます。
手を動かした分だけ、書ける。
▼ この記事を、ショート漫画にしました(タップで再生・音が出ます)
皆さまこんにちは!スマホ119の富村です^^)
今日は敬老の日。朝から店の前を、公民館の敬老会に向かうらしい人たちが歩いていきました。
沖縄は字(あざ)や自治会ごとに敬老会をやるので、9月はあちこちで紅白の幕が立ちます。あの独特の空気、僕は好きなんですよ。

「長寿県」の看板と、僕が毎日見ているもの
沖縄といえば長寿県。僕もずっとそう思って育ちました。
ただ、令和2年の都道府県別生命表を見ると、沖縄の男性は80.73歳で全国43位。女性は87.88歳で16位で、前回の7位から下がっています。
看板と現実がずれ始めている。数字は数字として、そのまま受け止めたほうがいい。
で、修理屋の僕が見ているのは、もっと手前の、生活にべったり張りついた話です。
おじぃおばぁが持ってくるスマホって、だいたい3つのどれかなんですよ。

割れたまま半年、電池が半日、文字が読めない
ひとつめ。画面が割れたまま、半年使っている。「まだ映るからさぁ」と言われます。指の腹をうっすら切っている方もいる。
ふたつめ。朝は100%なのに、昼にはもう赤い。孫からの着信に気づけなくて、あとから履歴を見てしょんぼりする。
みっつめ。文字が小さくて、既読を押せない。読めていないだけなのに、返事をしない人だと思われてしまう。これ、いちばん切ないやつです。
そして3つに共通しているのが、本人は絶対に言い出さないということ。
「どうせ高いんでしょう」「息子に迷惑かけたくないさ」。カウンターで何十回も聞いた言葉です。
違うんですよ。我慢しているほうが、よっぽど高くつく。連絡が取れない数か月の不安は、部品代なんかよりずっと高い。
ちなみに電池が早く減るのは、年齢のせいでも使い方のせいでもなくて、たいていは沖縄の暑さのせいです。車のダッシュボードに置きっぱなしにするだけで、電池は確実に弱ります。9月に入っても那覇の日最高気温の平年値は30.6℃(気象庁の1991〜2020年平年値)。まだ真夏ですよ、ここは。

孫が、5分でやってあげられる5つ
帰省したときに、スマホを一回だけ借りてください。難しい設定はひとつもありません。
①文字を大きくする。設定>画面表示と明るさ>テキストサイズ。ここを2つ3つ動かすだけで「読めない」の大半が消えます。ついでに太字もオンに。
②音量と着信。本体横のスイッチでマナーモードが入りっぱなし、という端末が本当に多い。着信音とバイブを一緒に確かめてあげてください。
③緊急連絡先。ロック画面から救急隊が見られるメディカルIDに、名前・持病・家族の番号を入れておく。倒れた時に効きます。入力は3分かからないのに、救急隊がいちばん最初に見るところです。
④写真のバックアップ。孫の運動会も、仏壇の前の集合写真も、端末の中にしかない状態だと、落とした日に全部消える。やり方が分からなければ、店で一緒にやりますよ。預からなくても、その場で終わります。
⑤バッテリーの最大容量。設定>バッテリー>バッテリーの状態。80%を切っていたら、そろそろ替えどきの合図です。
全部やっても、たぶん5分。バッテリー交換の目安も金額も、うちは修理料金表に全部出しています。隠す理由がないので。
もうひとつ、ついででいいので、ホーム画面から使っていないアイコンを片づけてあげてください。よく使うものが3つ4つ並んでいるだけの画面にすると、押し間違いがぐっと減ります。地味だけど、これがいちばん喜ばれたりする(笑

点検だけなら、お金はいただきません
「これ、まだ使えますかね」とだけ聞きに来る方がいます。大歓迎です。
見て、触って、「まだ大丈夫ですよ」で帰ってもらう日もある。それでいいんです。
値引きはしません。かわりに、直さなくていい時は直さなくていいと言う。うちの点検はそういう点検です。
意外と多いのが、充電ケーブルの差し込み口にホコリがぎっしり詰まっているだけ、というやつ。ポケットの綿ぼこりが何年ぶんも圧縮されて、奥で板みたいになっている。取り除けば「充電できない」が消えます。これでお代をもらう気にはならないでしょう。
沖縄には、数え97歳を風車で祝うカジマヤーという行事がありますよね。おじぃおばぁが風車を持って車に乗って、集落をぐるっと回るやつ。
あの日の写真、たいてい家族全員がスマホを構えています。……で、そのスマホの容量がいっぱいで一枚も撮れなかった、という相談を、僕は本当に受けたことがある(笑

言い出せない人のかわりに、押してあげてほしい
おじぃおばぁは、自分のことでは動きません。孫のことなら動く。
だから「おばぁのために直そう」より「この写真が消えたら僕が悲しいから」のほうが、すんなり通ります。ずるい言い方だけど、効きますよ(笑
敬老会の帰りにでも、ちょっと寄ってみてください。うちはいま(2026年9月時点)沖縄県内に8店舗。店舗一覧から近いところへ、点検だけで大丈夫です。気になることはよくある質問にもまとめてあります。
おじぃおばぁのスマホは、家族と繋がっている一本の線です。線が細くなっていたら、太くしておく。今日やるのは、たったそれだけ。

来年もまた、元気に敬老会へ歩いていけること。それが一番のごちそうですね^^)
スマホ119は沖縄県内に店舗を構えるスマホ・iPhone修理店です。画面割れ・バッテリー・水没・データ復旧など、お気軽にご相談ください^^)
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