スマホ119

社長ブログ

沖縄のスマホ修理のお医者さん

スマホ119 社長の手記

社長ブログ視点と、本音と、物語。

修理の話より、その奥の話を。息子の割れたiPhoneを自分で直した日から、沖縄で店を続けてきた僕が、現場で考えたこと・好きなモノづくりのこと・うまくいかなかった日のことまで、飾らずに書き残していきます。

富村スマホ119 代表 富村 浩樹
← 手記の一覧へ戻る
社長の作業机の墨絵イラスト(iPhone修理の道具と3Dプリンター、釣り竿、眠る愛犬) 手を動かした分だけ、書ける。
毎回通知したら、それは見守りじゃなく監視だ|アプリ深掘り⑤おくすりタイム
2026.09.24 0

▼ この記事を、ショート漫画にしました(タップで再生・音が出ます)

YouTubeで見る ▶

皆さまこんにちは!スマホ119の富村です^^)

昼は修理屋、夜はアプリを作っている社長です。今日はその中の一本、「おくすりタイム」という服薬管理のアプリの話を。

作った理由でも、機能自慢でもなくて、一回できたものを捨てた話です。

毎回通知が飛ぶ設計を作り直すことにした場面の4コマ漫画

カウンターで見ている二つの顔

このアプリは、修理のカウンターから生まれています。

ひとつめの顔は、薬の袋をポーチごと持ち歩いているおばぁ。スマホの相談をしながら、ぽろっと言うんですよ。「さっき飲んだかどうか、分からんくなるさぁ」って。

ふたつめの顔は、本土で暮らしている息子さん世代。帰省のたびに親のスマホを直しに来て、最後に必ず同じことを言う。「元気なのか、こっちからは分からんのですよ」。

この二つが、僕の中でつながった。それだけの話なんですが、そこから作り始めました。

薬を持ち歩く高齢の女性と本土で暮らす息子の二つの立場を表す図

最初に作ったのは「毎回通知する」版だった

飲んだらボタンを押す。押されたら家族に届く。押されなかったら家族に届く。

ごく素直な設計ですよね。実際、最初の版はそう作りました。

で、自分の画面で丸一日動かしてみたんです。

朝、昼、晩。通知が三回並ぶ。翌日も三回。その次の日も三回。

画面を眺めていて、背中がすっと冷たくなりました。

これ、見守られる側だったら嫌だな。

飲むたびに、遠くの誰かへ記録が飛んでいく。悪気はひとつもないのに、届く側にも押す側にも「監視」の匂いが残る。

親のためと言いながら、実は子ども側の不安を消すための道具になっていた。ここに気づいた時点で、作り直しを決めました。

動いているものを消すのは、正直しんどい。何日もかけて書いたところを、ばっさりいきましたから。でもここで妥協していたら、たぶん誰も長くは使ってくれなかった。

毎回通知する設計が監視になってしまう構図の図解

「24時間、飲まれていない時だけ」に変えた

いまの「おくすりタイム」は、通知をほとんど出しません。

家族に届くのは、24時間ぶん記録がつかなかった時だけ。それ以外は、静かなままです。

つまり「通知が来ない=いつもどおり」。便りがないのは良い便り、という昔からの言い方を、そのまま仕組みにしました。

これ、機能を足したんじゃなくて引いたんですよ。作る側としてはちょっと寂しい(笑)通知の数だけ見れば、明らかに前の版のほうが「多機能」なので。

でも、道具としては後者のほうが正しい。やさしさって、たいてい引き算のほうにあると思っています。

この「24時間」という長さにも、けっこう悩みました。6時間だと、うっかり後回しにしただけで鳴ってしまう。48時間では、さすがに気づくのが遅い。まる一日ぶん空いた、というのが家族に伝わるいちばん短い単位はどこか——そこで止めた数字が24でした。

24時間記録がない時だけ通知が届く設計の図解

70歳がワンタップで終わる、を基準線にした

もうひとつ譲らなかったのが、ボタンと文字の大きさ。

飲んだら、大きなボタンをひとつ押す。それで終わり。確認画面も、メニューをたどる手順もありません。

ここは店での経験がまるごと効いています。文字が小さくて既読が押せない、という相談を毎週のように受けているので、小さいUIは最初から選択肢に入りませんでした。

作っている人にすすめたい確認方法がひとつあります。腕を思い切り伸ばして、画面を目から遠ざけた状態で自分のアプリを触ってみる。押せない、読めない、押し間違える。答えはだいたいそこに転がっています。

あとは服薬のカレンダーと履歴。それと、緊急連絡先へのワンタップ発信。カテゴリはメディカルで、無料ではじめられます。

アプリの一覧はアプリ開発のページに並べてあります。2026年8月の時点で11本、全部ひとりで作りました。夜な夜な(笑

特大ボタンと特大文字でワンタップで終わる画面設計の図

これは、薬の代わりにはなりません

大事なところなので、はっきり書いておきます。

このアプリは、記録するだけの道具です。効き目を判断したり、飲む量を決めたり、体の状態を診たりはしません。そこは医師と薬剤師の仕事。

できるのは、飲んだ/飲んでいないの記録を残して、それを診察のときに画面ごと見せられるようにすること。それ以上でも以下でもない。

「毎日ちゃんと飲めてますか」と聞かれて、記憶で答えるのは正直むずかしいですよね。カレンダーを見せれば済む。それだけでも診察が変わるはずだと思って作りました。

服薬カレンダーを診察室で医師に見せている情景

店で聞いた困りごとを、夜、コードにする

僕のアプリはだいたい全部この作り方です。仕様書を先に書くんじゃなくて、カウンターで聞いた一言を持ち帰る。

「さっき飲んだかどうか、分からんくなるさぁ」。あの一言がなかったら、このアプリは存在していません。

だから今日も店に立ちます。仕様書はカウンターの向こう側にあるので^^)

次に作りたいものも、実はもう拾ってあります。これはまだ内緒(笑

スマホのお困りごとは店舗一覧から近いお店へ。料金は修理料金表にぜんぶ出しています。


スマホ119は沖縄県内に店舗を構えるスマホ・iPhone修理店です。画面割れ・バッテリー・水没・データ復旧など、お気軽にご相談ください^^)
店舗一覧/修理料金表/修理ブログ

コメント (0)

コメントはまだありません
コメントを投稿する
メニュー
iPhone・Android・iPad・Switch・PS・パソコンまで、なんでも修理OK
修理メニュー 画面割れ・電池・水没・基盤・データ 9
Android・iPad・ゲーム機 Switch・PS・3DS・パソコン・時計の電池も 12
店舗一覧 沖縄8店舗・アクセス地図 9
読む・知る ブログ・口コミ・Q&A・会社案内・求人 9
サービス・グループ カーケア・音楽・本・アプリ・グループ会社 13
対応エリア(市町村別) 店舗のない地域も最寄り店+出張で対応 19
その他のページ 23
スマホ119を共有

スマホのカメラをかざすと「スマホ119」の
サイトが開きます(お店を紹介する時に)

このページを共有する

LINE X Facebook メール
お近くの店舗に電話

店舗をタップするとそのまま発信できます(年中無休・営業時間は店舗により異なります)

その他の店舗・地図を見る