スマホ119 社長の手記
社長ブログ視点と、本音と、物語。
修理の話より、その奥の話を。息子の割れたiPhoneを自分で直した日から、沖縄で店を続けてきた僕が、現場で考えたこと・好きなモノづくりのこと・うまくいかなかった日のことまで、飾らずに書き残していきます。
手を動かした分だけ、書ける。
皆さまこんにちは!スマホ119の富村です^^)
シティ カブリオレ再生日記、第3話です。
(20代のころ乗っていたホンダ シティ カブリオレを、プロと二人三脚で直している連載です)
穴だらけの車体を、どうやって元に戻すのか。前回、白い塗装の下から錆がどっさり出てきた、その続きです。
腐った所は、切るしかない
錆は、上から何を塗っても止まりません。前回の「昔の補修の跡」がまさにそうでした。
だから、腐った所はまるごと切り取る。そして新しい鉄板を当てて、溶接でつなぐ。
言葉にすると一行ですが、ここが一番の山場です。

トランクの角。腐った所を三角に切り取り、新しい鉄板を溶接でつないで削ったところです。手に持っているのが、切り取った古い角。
一度に切り離しすぎると、車体がねじれる。熱をかけすぎると歪む。少しずつ点で止めて、冷まして、また止める。溶接って、こういう地味な我慢の積み重ねなんですよね。

こちらは、切り取った錆の鉄板を、あとで手に持って撮った一枚。
これが車体の一部だったと思うと、ゾッとします(笑 後ろに写っている色は……次回のお楽しみです^^)
見えなくなる所ほど、手間がかかる

これはドアの内板。外板と内板の継ぎ目をふさぐシーラーと、錆止めの下塗りが入っています。
内張りを付けてしまえば、ふだんは見えません。
でも、水が入って錆が始まるのは、だいたいこういう所。見えない所を手抜きすると、2〜3年で内側からまた錆びてくるそうです。
グレーの車

パテで面を整えて、研いで、サフェーサーという下地の塗料を吹く。
一回で終わりではありません。吹いて、乾かして、研いで、また吹く。光にかざして、少しでも波打っていたらやり直し。

ドアの外板も、エアロパーツ(車体のまわりに付ける外装の部品)も、みんなこの色になりました。

そして6月。車体全部が、きれいなグレーに。
白でもない、まだ新しい色でもない。この「どっちでもない時期」が、僕はけっこう好きでした。いちばん手間がかかっているのに、完成したら誰の目にも触れない工程です。
閉じたら見えない所、の話
グレーの車体の写真を見ながら、うちのスタッフの作業台を思い出していました。
スマホも、お客様が見るのは「直ったスマホ」だけ。でもその前に、細いケーブルを奥まで差し直したり、中にガラス片が残っていないか見たり、ふたを閉めたら二度と見えない手間がいくつもあります。
見えない所ほど、ていねいに。車でもスマホでも、いい仕事の中身はたぶん同じです。
さあ、次はいよいよ色が入ります。白から、何色になったのか。
スマホ119は沖縄県内に店舗を構えるスマホ・iPhone修理店です。画面割れ・バッテリー・水没・データ復旧など、お気軽にご相談ください^^)
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