スマホ119 専務の現場ノート
専務ブログ現場から、次の119へ。
壊れたiPhoneを自分で直したあの日から、修理ひと筋で11年。いまは専務として全店舗の現場を回り、仲間の技術と心に火をつけるのが仕事です。スマホ119を責任持って引っ張っていく覚悟と、現場で起きているリアルを、そのまま書いていきます。
- 修理歴 11年たたき上げ
- 全 8 店舗現場を統括
- 育てる仲間と技術
背中で教えて、言葉で渡す。
こんにちは!スマホ119で専務をしています、富村レオです(^^)
据置図鑑の横断編。今日はPS4に戻ります。10月6日のPS4の回はホコリと熱の話でしたが、今回は中の記録装置。HDDをSSDに替えると、何が変わるのか。
先に結論を書いておきますね。
- 速くしたい → 中のHDDをSSDに
- ねじを回したくない・容量を足したい → USBの外付け
- 中を替えるなら、必ず先にセーブを逃がす

中は、ノートパソコンと同じ2.5インチ
PS4の記録装置は、ノートパソコンと同じ2.5インチのHDD。
面白いのは、ソニーがこの交換を公式に手順として公開していること。カバーのステッカーも「はがしても安全であり、保証にも影響しません」とのこと。ただ、替えた後の動きまで保証してくれるわけではありません。HDD交換がメーカー公認なのは、PS3の黄ランプの回で書いたPS3と同じなんですよね。
付けられるのは、2.5インチの形をした、SATA(シリアルATA)のSSDかHDD。厚さと容量は、発売当時の報道でソニーの案内として9.5mm以下・160GB以上と伝えられていました(今の公式ページに数字は無し)。

で、何秒変わるのか — 2019年の実測

PCのニュースサイトAKIBA PC Hotline!が2019年8月に、初代・薄型・Pro(CUH-7200)で、HDDのまま/中をSSDに/USBの外付けSSDの3通りを測った数字です。
円盤を回すHDDより、半導体のSSDは読み出しがずっと速い。ただPro(型番がCUH-7で始まる)だけ、本体と記録装置の通り道が太いと見られています(ソニーの今の仕様ページには書かれていません)。それでも下の実測では、初代・薄型でもよく縮みました。
モンスターハンター:ワールド(セーブを選んでから再開まで)
- 初代:63.2秒 → 中をSSDに16.3秒(外付け16.8秒)
- 薄型:63.9秒 → 15.6秒(外付け19.1秒)
- Pro:54.2秒 → 12.4秒(外付け16.2秒)
記事の言葉で「1/4〜1/3に短縮」。一分待っていたのが、十五秒前後。体感はたぶん別物です(笑)
でも、全部がこうではない。Apex Legends(トレーニング開始まで)は初代で9.9秒→8.5秒、「10%から15%短縮」。本体の起動は初代・薄型で「約25%の高速化」でしたが、Proは31.8秒→31.7秒でほぼ同じでした。広いマップを読むモンハンで差が大きく、もともと短いApexは縮む幅も小さい。どのゲームも4倍速くなる、ではないんです。
決まった場面を手で5回測った平均で、アップデートやSSDでも変わります。あくまで目安です。

ねじを回さない手もある — USBの拡張ストレージ
2017年の本体アップデートから、PS4はUSBの外付けドライブを「拡張ストレージ」にして、ゲームを入れられるようになりました。
公式の条件は、SuperSpeed USB 5Gbps以上・250GB以上8TB以下・PS4に直接つなぐ(USBハブ不可)・1度に1台。最初にフォーマットが要り、USB機器の中身は消えます。それと、セーブデータは置けません。外付けにしてもセーブは本体側です。
モンハンの実測だと、外付けSSDもHDDよりずっと速く、初代なら中を替えたのとほぼ同じ(16.8秒と16.3秒)。薄型とProは中を替えたほうが3〜4秒速い結果でした。外付けでは本体の起動は速くなりません。速さが欲しいなら外付けもSSDを、容量を足すだけならHDDでも。抜くときは必ず「使用を停止する」操作をしてから。
替える前に、セーブを逃がす
中をSSDに替えると、中身は空っぽ。順番は、セーブを逃がす → 替える → システムを入れ直す → セーブを戻す、です。入れ直し用のファイルの作り方はソニーの公式ページのとおりに。入れ直しの途中で電源を切らない、USBを抜かない。
いちばん大事なのが、最初のセーブの退避。公式の手段は三つです。
- PS Plus(有料)のオンラインストレージ:最大100GB・1000ファイルまでクラウドへ
- USBへのコピー:戻すときは、コピーしたときと同じアカウントでサインインが要る
- バックアップ/復元:本体のデータをまるごとUSBへ。データの2倍以上の容量が要り、トロフィーは含まれないので先に同期を
どのセーブも必ず移せる、とは言い切れません。逃がしたら中身を一度確かめてから替えると安心です。それと、調子の悪いHDDで、初期化や入れ直しを何度も試すのはやめてください。入れ直すと本体のデータは全部消えます。

自分でやるか、店に頼むか
正直に書くと、PS4のHDD交換は自分でもできる作業です。手順は型番ごとにソニーの公式ページにあるので、ここでは書きません。
ソニーの「受付を終了した製品」の一覧には、薄型のCUH-2200以外のPS4が並んでいます(2026年10月5日時点。10月6日のPS4の回にも書きました)。替えればまだ使える機械を、もう少し使いたい人もいるじゃないですか。個人的には、そこが街の修理屋の出番だと思っています。
PS修理の料金表には、PS4のSSD交換(500GB・1TB)とHDD交換(1TB・2TB)があります。システムの入れ直しまで含むかは、見積りのときに聞いてください。セーブの退避は、持ち込む前にご自分でやるのが確実です。HDDがもう壊れているときは、中のデータはお約束できません。見積りまでは無料、料金も同じページです。
スマホの機種変更も、順番は同じ
11日のメモリーカードの回と同じ結論になっちゃいますが、大事なので何度でも(笑) スマホも、替える前にまずバックアップです。
スマホの引っ越しは機種変更のデータ移行の代行もあるので、設定が苦手な方はこちらもどうぞ(^^)

今日も読んでくださって、ありがとうございました(^^)
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