スマホ119 社長の手記
社長ブログ視点と、本音と、物語。
修理の話より、その奥の話を。息子の割れたiPhoneを自分で直した日から、沖縄で店を続けてきた僕が、現場で考えたこと・好きなモノづくりのこと・うまくいかなかった日のことまで、飾らずに書き残していきます。
手を動かした分だけ、書ける。
▼ この記事を、ショート漫画にしました(タップで再生・音が出ます)
皆さまこんにちは!スマホ119の富村です^^)
今日は、うちのいちばんの人気者を紹介させてください。
スタッフではありません。社員名簿にも載っていません。
それでも、うちの「レオ店長」です。犬です(笑

肩書きだけは、僕より上かもしれません
なんで店長かというと、正直、なんとなくです。
気づいたらみんながそう呼んでいました。「レオ店長、今日も寝てるね」みたいな感じで。
仕事はほぼしていません。
- 寝る
- 散歩に行く
- ごはんを待つ
- 寝る
これで店長を名乗っているんですから、大したものです。
ただ、うちのブログやSNSに出てくると、圧倒的に反応がいいんですよ。
僕が3Dプリンターの話を熱く書いた記事より、レオが寝てる写真1枚のほうが反応がある。悔しいですけど、これが現実です(笑
犬と暮らして分かったこと
ここからは、ちょっと真面目な話です。
犬を飼っていると、思いどおりにならないことが毎日あります。
散歩に行きたくない日がある。急に走り出す。呼んでも来ない。
で、こういうとき怒っても意味がないんですよね。
怒ると、犬は「怒られた」ということだけ覚えます。なんで怒られたかは、たぶん分かっていません。
結果どうなるか。こっちの顔色をうかがうようになるだけです。

これ、人にも同じことをやっていました
正直に書きます。
昔の僕は、スタッフに対しても似たようなことをやっていました。
できていないところを見つけて、指摘する。「なんでこうなってるの」と聞く。
本人としては指導のつもりです。でも受け取る側からすると、ただ怒られているんですよね。
そして起きることは、犬とまったく同じでした。顔色をうかがうようになる。
報告が減る。失敗を隠すようになる。前に書いたとおり、これは修理屋にとっていちばんまずい状態です。
待つ、という技術
犬から教わったことで、いちばん大きいのがこれです。
できるまで、待つ。
犬に何かを覚えさせるとき、近道はありません。
できたときに、ちゃんと喜ぶ。できなかったときは、もう一回やる。それだけを何十回も繰り返す。
途中で「なんでできないんだ」と思っても、それを顔に出したら終わりです。
これ、新人スタッフに修理を教えるときと、驚くほど同じなんですよ。
手順を教える。やってもらう。できない。もう一回。またできない。もう一回。
できたときに、こっちがちゃんと喜べるかどうか。 ここが分かれ目だと思っています。

お客さまへの接し方も、実は同じでした
もうひとつ気づいたことがあります。
スマホが苦手なお客さまが来られたとき、説明を急ぐと、うまくいかないんですよ。
こちらは毎日さわっているので、つい早口になります。「ここをタップして、次にこれを選んで——」
でも相手からすると、言葉が全部流れていく。
うちでやっているワンコインスマホ教室でも、いちばん大事なのは黙って待つ時間だったりします。
「ここを押してみてください」と言って、そのあと何も言わない。相手が自分の指で押すまで待つ。
これができるスタッフは、必ず評判が良いです。
犬にも、新人にも、お客さまにも。結局、待てるかどうかなんですよね。
レオ店長の実績

そんなレオ店長ですが、実は地味に会社に貢献しています。
1.場の空気を変える
忙しくてピリピリしている日に、のそのそ歩いてきて足元で寝るんですよ。
それだけで、なんとなくみんなの肩の力が抜ける。
これ、ばかにできない効果だと思っています。修理は集中力が要る仕事なので、張り詰めっぱなしだとミスが増えるんです。
2.お客さまとの会話が生まれる
犬の話って、誰とでもできるんですよね。
修理をお待ちの間、犬の話で盛り上がって、そこから「実はうちの子も——」と別の相談が出てくることがあります。
3.僕の散歩を強制してくれる
これは個人的な話ですが、けっこう大きいです。
仕事に集中していると、僕は平気で何時間も座りっぱなしになります。
でも犬がいると、行かないわけにはいかない。
で、散歩中に考えごとがまとまることが多いんですよ。うちの新しいサービスのアイデアは、だいたい散歩中に出てきています。
名前の話を、ひとつだけ

ときどき聞かれるので、書いておきます。
うちには「レオ」が2人います。
ひとりは専務の富村レオ。もうひとりが、この店長です。
社内で「レオ」と言うと、たまに混乱します(笑
「レオに聞いといて」「どっちの?」みたいな会話が、実際にあります。
ちなみに専務のほうは、自分でもブログを書いています。レトロゲーム機を分解する話を毎日書いているので、そっちも覗いてやってください。
店長のほうは、たぶんブログは書けません。寝てるので。
結局、直しているのは同じかもしれません

最後に、ちょっとだけまとめさせてください。
前に書いた記事で、僕は「直しているのは機械じゃなくて、その人の毎日です」と書きました。
犬と暮らしていると、それがもっとはっきりします。
犬は、スマホのことなんて何も知りません。売上のことも、店舗数のことも知らない。
でも、こっちが疲れているときは、なぜか近くに来ます。
相手の状態を見て、必要なことをする。
これって、うちがお客さまにやりたいことと、まったく同じなんですよね。
症状を聞くだけじゃなくて、その人がいま何に困っているのかを見る。それができる店でありたいと思っています。
レオ店長のほうが、僕よりよっぽどできてるかもしれません(笑
スマホのことで困ったら、お気軽にご相談下さい^^)
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