スマホ119

社長ブログ

沖縄のスマホ修理のお医者さん

スマホ119 社長の手記

社長ブログ視点と、本音と、物語。

修理の話より、その奥の話を。息子の割れたiPhoneを自分で直した日から、沖縄で店を続けてきた僕が、現場で考えたこと・好きなモノづくりのこと・うまくいかなかった日のことまで、飾らずに書き残していきます。

富村スマホ119 代表 富村 浩樹
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社長の作業机の墨絵イラスト(iPhone修理の道具と3Dプリンター、釣り竿、眠る愛犬) 手を動かした分だけ、書ける。
第1章 すべては現場から始まった。始まりが家族だった|社長ブログ
2026.09.03 0

▼ この記事を、ショート漫画にしました(タップで再生・音が出ます)

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皆さまこんにちは!スマホ119の富村です^^)

昨日予告したとおり、今日から本の第Ⅰ部を一章ずつ開いていきます。

第1章のタイトルは「すべては現場から始まった」

ちなみにBOOKのページには少し違う見出しが載っているんですが、あれは紹介用。本の中の実際のタイトルはこちらです。

割れた画面のスマートフォンを父が自分で直して息子が笑う4コマ漫画

息子が、画面をバキバキにして帰ってきた

始まりは、うちの息子のレオでした。

iPhoneを落として、画面が蜘蛛の巣みたいに割れていた。差し出してきた顔が、それはもう情けなくて。

修理に出したらいくらか、買い替えたらいくらか。調べて、正直ちょっと固まりました。

そこで血が騒いだんですね。

僕は工業高校の出で、若い頃はPC-6001をいじっていた人間です。機械の中身を見るのが、昔から好きでした。

「開けてみるか」

工具を買って、ネジを外して、部品を替えて。ケーブルを一本つまむだけで手がふるえました。ここでちぎったら、修理代どころの話じゃなくなる。

はじめて自分でスマートフォンを開けた夜の作業台の情景

画面がついた瞬間の、あの顔

直りました。

そして、レオが笑ったんです。

正直に言うと、僕が今でも覚えているのは技術的な達成感のほうじゃありません。あの、笑った顔のほうです。

会社をやっていると、判断に迷う場面が山ほどあります。数字だけ見れば答えが出そうで、出ない場面。

そのたびに戻ってくるのが、この夜なんですよ。

経営の判断に迷うたびに息子が笑った夜に戻ることを示す図

中城の自宅の玄関が、救急病院になった

その話を、ブログに書きました。ただの日記のつもりで。

そうしたら、知らない人から連絡が来るようになったんです。

うちは中城の山のほう。お世辞にも分かりやすい場所ではありません。それなのに、来る。

夜中の3時、那覇から水没したiPhoneを抱えた若者が玄関に立っていたこともありました。本部町から山道を越えて来られた方もいた。

2013年。自宅の一室が「スマホ修理工房」になって、玄関が救急病院みたいになっていきました。

今から思えば、あの頃がいちばん現場との距離がゼロでしたね。台所の隣で人の困りごとを直していたわけですから。

最初の実店舗を出したのは、そのあとです。イオンタウン泡瀬の一角でした。

看板を出した日のことは、いまだによく覚えています。自宅の玄関と違って、そこはもう「お店」でした。約束した時間に開けて、誰が来てもいい場所にしておかないといけない。

うれしくもあり、怖くもあり。

山の中の自宅の玄関に夜中も人が訪ねてくるようになった情景

毎日カウンターに立って、気づいたこと

店を出してからも、僕はずっと現場に立っていました。

そこで見えたのが、これです。

同じ質問に、スタッフごとに違う答え方をしている。

嘘をついているわけじゃありません。みんな真面目です。ただ、それぞれの経験と勘で答えているから、説明の順番も、選ぶ言葉も、どこまで話すかも、人によって違う。

お客さまから見たら、聞く相手によって店の顔が変わって見えます。

最初は「もっと勉強してくれ」と思いました。恥ずかしながら、本気で。

でも、違ったんですよね。

人の問題じゃなくて、仕組みの問題。

この一行に行き着くまでに、ずいぶん遠回りをしました。そして、この気づきが本の残り99章につながっていきます。

同じ質問にスタッフごとに違う答え方をしている問題を示す図

始まりが家族だったことは、いまも芯にある

あの1台から始まって、創業からの累計で20万件(自社調べ)まで来ました。数字にすると、自分でも実感がわきません。

でも、中身は変わっていないと思っています。

新しいことをやるかどうか迷ったとき、僕がいつも自分に聞くのは、これ。

「これ、自分の家族にやってあげられることか」

割れた画面を持ってきた息子に、僕は見積りを出しませんでした。ただ直した。

会社になった今は、もちろん料金をいただきます。それでも、あの順番だけは崩したくないんですよ。まず直す、まず助ける。商売はそのあと。

第1章を書き直しているとき、いちばん時間をかけたのがこの数行でした。

じつは、本の一章目に何を置くかでもずいぶん悩んだんです。

創業の苦労話から入る手もありました。経営の理屈から始めれば、それらしい本にもなった。でも、どう並べ替えても先頭に来るのはこの夜でした。

あの1台を直せていなかったら、この会社はありません。それだけは、はっきりしています。

家族にしてあげられることかを判断の基準にしていることを示す図

明日はいったん寄り道して、僕がいちばん最初に作ったアプリの話を書きます。第2章「『できる人』に頼るのをやめた日」は、そのあとで。

割れた画面のご相談は修理料金表店舗一覧からどうぞ。あの日の僕みたいに自分で開けてみたくなった方は、まあ、無理はしないでください(笑

お気軽にご相談下さい^^)


スマホ119は沖縄県内に店舗を構えるスマホ・iPhone修理店です。画面割れ・バッテリー・水没・データ復旧など、お気軽にご相談ください^^)
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