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社長ブログ

沖縄のスマホ修理のお医者さん

スマホ119 社長の手記

社長ブログ視点と、本音と、物語。

修理の話より、その奥の話を。息子の割れたiPhoneを自分で直した日から、沖縄で店を続けてきた僕が、現場で考えたこと・好きなモノづくりのこと・うまくいかなかった日のことまで、飾らずに書き残していきます。

富村スマホ119 代表 富村 浩樹
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社長の作業机の墨絵イラスト(iPhone修理の道具と3Dプリンター、釣り竿、眠る愛犬) 手を動かした分だけ、書ける。
7年前の2月、夜釣りの写真を見返したら、魚をメジャーで測ってばかりいた
2026.10.14 0

▼ この記事を、ショート漫画にしました(タップで再生・音が出ます)

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皆さまこんにちは!スマホ119の富村です^^)

今日は本の話をお休みして、趣味の回です。

写真アプリの検索欄に「釣り」と打つと、昔の釣りの日がまとめて出てきます。

その中から今日は、7年前の2月の一日を拾います。撮影日は2019年2月4日。ブログで言うと、ヤンバルで釣りをした記事を書いた1月25日の、ちょうど10日後です。

夜のコンクリートの上、メジャーの横に並べた黄緑がかった魚の全体

メジャーの横に、魚が寝ている

一枚目。夜です。地面は灰色でざらっとしたコンクリートで、懐中電灯の光が当たっているところだけが白く浮いて、その外は真っ暗。

そこに、黄緑がかった体の魚が横向きに寝かされていて、下にメジャーが敷いてあります。体には、細かいうろこが網の目のように並んでいます。

メジャーの目盛りは、スマホの画面で見る限り数字までは読み取れない。だから「何センチだった」という話は、今日はできません。

分かるのは、とにかく測っている、ということです。

それだけ!

次の写真は、魚の頭を画面いっぱいに撮ったもの。目のまわりが金色で、頭のあたりに青みがかった線が走っています。口は小さく前に出ていて、その下にまたメジャーの端、白黒の市松模様の部分が写っている。うろこの一枚一枚の縁が、黄色っぽく光っています。えらの後ろには、青い線が一本、斜めに走っています。

メジャーを当てた魚の頭の接写。目のまわりが金色に見える

同じ魚を、引きと寄りで二枚。ここまでで、もう「記録する人」の撮り方です。ホントかな、と自分でも思うくらい、ちゃんとしています汗

二枚とも、魚の口の先がメジャーの端にそろえてあります。測る前に、まず端を合わせる。一枚目の右下には、青い竿のような物も斜めに写り込んでいます。

この日の写真は、40枚を超えています。未明から夜にかけて、コンクリートの岸のようなところで懐中電灯を当てて釣りをした日の、一部始終が残っている。場所の記録は写真に無いので、ここでは「堤防のように見える岸」としか書けません。

氷を入れた箱に、二匹

三枚目。白い発泡スチロールの箱のふたが開いていて、中は氷。その上に魚が二匹、頭を左右反対に向けて並んでいます。

氷を入れた発泡スチロールの箱に、頭を逆向きにして並んだ魚2匹

測ったあとは箱に入れる。写真の順番が、そのまま作業の順番になっているんですよね。

氷は細かく砕いてあって、魚の体の下まで入り込んでいます。白い氷と、魚の銀色。暗い岸の写真のあとに見ると、急に画面が明るくなって、ほっとします〜。

二匹とも頭を上にして、箱の左右の壁にもたれるように立っています。体の下半分は氷に埋まっていて、口のあたりだけが氷の上に出ている。

夜、机の上

そこから写真は、場所が屋内に変わります。時刻は20時台。

四枚目は、黒いトレーの上に白い切り身がずらり。薄く、均一に近い厚さで、二列に分けて並んでいます。ところどころに、赤い筋が残っています。トレーの右上には、透明な袋の端も写っています。

黒いトレーに並べた白い切り身

五枚目は、透明な容器に入った、タコの足のように見える物。吸盤がはっきり写っていて、足が絡まるようにまとまっています。吸盤の白と、足の赤茶色。透明な容器のふちまで、ぎっしり詰まっています。

透明な容器に入った、タコの足のように見える食材

六枚目は、白い丸皿に載った揚げ物。二切れあって、片方は衣がきつね色に仕上がり、もう片方は皮の模様が黒っぽく残っています。

白い丸皿に載った揚げ物2切れ

切り身、タコ、揚げ物。机の上が少しずつ賑やかになっていく順番が、写真の並びで追えます。

白い丸皿の縁には、細い線が一本ぐるりと入っています。

7年前、という距離

7年前というと、アルバムの中ではもう「昔」に入る部類です。

それでも、検索欄に一言打つだけで、当日の夜が順番どおりに出てくる。考えてみれば、すごい時代になりました。いやあ、便利!昔の釣りの記録といえば、ノートに数字を書くくらいしか無かったはずなのに、今は氷の白さまで残っている。

ただし、写真は「何が写っているか」までしか教えてくれません。魚の名前も、場所の名前も、写真には書かれていない。残っているのは、光と形と、撮られた順番だけです。

測る、入れる、並べる

この日の写真を見返して、いちばん思ったこと。

順番が、ずっと同じ向きに進んでいる。

測る、箱に入れる、机に並べる。どこかで逆戻りしたり、途中が抜けたりしていない。時刻で追うと、測ったのが夜中の3時過ぎ、箱に入れたのが朝の5時過ぎ、机に並んだのが夜の8時。丸一日が、一本の線でつながっています。夜釣りって、暗いし、手元は懐中電灯の丸い光だけだし、段取りが崩れやすい条件がそろっています。それでも写真の順番は、乱れていない。

僕自身、段取りが決まっていないと落ち着かない性分です。暮らしの中でも、次に何をするかが決まっていると、余計な力を使わずに済みます。そう思って見ると、この一連の写真が、ちょっと頼もしく見えてきます〜。暗い岸でも、順番だけは崩れていない。

そしてもう一つ。写真に撮って残しておくと、あとから「あの日」が戻ってくる。

7年も前の夜のことを、僕は今、画面の中の氷の白さや、メジャーの市松模様から、順番に思い出し直しています。思い出す、というより、読み直しています。

不思議な感覚です。写真は、記憶よりずっと正直です。僕の記憶なんて、放っておくと「確か、もっと大きかった気がする」くらいの曖昧な物に育ってしまうのに、画面の中の氷や皿は、少しも盛られていないんですから、これはもう白旗を上げるしかありません。

写真アプリは、意外と読み物

最近、写真アプリの検索を使うのがちょっとした楽しみです。「釣り」「海」「キャンプ」と打つだけで、忘れていた日がまとめて出てくる。

撮った本人が忘れていても、スマホは日付と並びを覚えていてくれます。今日の一日も、撮影日と時刻の並びのおかげで、夜釣りの順番どおりに読めました。

検索で出てくる写真を眺めていると、面白いことに気づきます。釣りの写真なのに、魚より「並べ方」を見ている自分がいる。メジャーの当て方、箱の中の氷の量、皿の置き場所。主役のはずの魚よりも、その周りの整い方のほうが、今の僕には印象に残っています。

今日の僕は、釣果よりも流れや準備のほうに目が行っているようです。同じ写真でも、見る側の関心が変わると、目に入る場所が変わる。アルバムを見返す面白さの半分は、たぶんここにあります。数年後に見返したら、また別の場所に目が行くのでしょう。

もし、スマホの中に数年分の写真が眠っている方は、一度、好きな言葉で検索してみてください。思いがけない一日が、ひょっこり出てきますよ!

ちなみに、写真が増えすぎて容量がいっぱい、という相談は、店でもよく受けます。見返すためにも、残しておく場所は整えておくのがおすすめです。機種変更の際のデータ移行はこちらから。

明日は本の続きに戻りますね〜。第16章「誰かの善意に頼らない」です。

お気軽にご相談下さい^^)


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