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社長ブログ

沖縄のスマホ修理のお医者さん

スマホ119 社長の手記

社長ブログ視点と、本音と、物語。

修理の話より、その奥の話を。息子の割れたiPhoneを自分で直した日から、沖縄で店を続けてきた僕が、現場で考えたこと・好きなモノづくりのこと・うまくいかなかった日のことまで、飾らずに書き残していきます。

富村スマホ119 代表 富村 浩樹
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社長の作業机の墨絵イラスト(iPhone修理の道具と3Dプリンター、釣り竿、眠る愛犬) 手を動かした分だけ、書ける。
「あの人がいない日はキツい」は褒め言葉じゃない|第16章|社長ブログ
2026.10.15 0

皆さまこんにちは!スマホ119の富村です^^)

昨日は趣味の回でしたが、今日は本に戻ります。第16章「誰かの善意に頼らない」です。

先に、ひとつ質問させてください。あなたの職場に、「あの人がいない日は、正直キツい」と言われる人はいませんか。家庭なら、気づいたら全部やってくれている人でも構いません。

「アキラさんがいない日はキツい」と言われて社長がゾッとする4コマ漫画

その一言は、褒め言葉の顔をしたSOSだった

ナナから「アキラさんがいない日、ちょっとキツいです」と聞いたとき、最初に浮かんだのは「頼りにされていてよかったな」ではなかったんです。背筋が、すっと冷えました。

アキラは本当に頼れる右腕。だからこそ、その一言は「アキラがすごい」という感想ではなく、「現場の設計に穴がある」という知らせだと受け取りました。

褒め言葉の形をしていると、人はつい喜んでしまいます。けれど、一人の不在で現場が揺れるなら、それは強さではなく、寄りかかりのサインです。

一人の善意に現場が寄りかかっている状態の図

頼りにされる人ほど、静かに荷物が増えていく

気づいて動く人は、現場にとってありがたい存在です。ありがたいから、周りは無意識に頼ります。頼られた本人は、断るのが苦手だったりします。善意でやっていることだから、疲れたとも言い出しにくいんですよね。

しかも善意の仕事は、評価表にも勤務表にも載りません。載らないものは、「無かったこと」として扱われがちです。ここがいちばん厄介なところだと、今は思っています。

たとえば家庭でも、「気づいた人が洗い物をする」という暗黙のルールは、気づく人が一人だと、その人の我慢で成り立ちます。仕事でも家でも、構造は同じです。

昔の会社でも、立ち上げの頃は善意で回っていたのに、人が増えるにつれて一部の人へ負荷が偏っていきました。優しい人ほど、先に疲れる。

善意が前提になると負荷が集中する流れを示す図

善意を「足し」にするか、「土台」にするか

同じ善意でも、置き場所で現場の強さが変わります。

最低限の質を仕組みで受け止めておいて、その上に善意が乗るなら、現場は一段高くなります。逆に、善意を最初から数に入れて組んでしまうと、その人が疲れた日に、現場ごと下がってしまう。

これは点数のたとえで考えると分かりやすいのですが、大事なのは数字そのものではありません。人が悪いのではなく、置き方の問題だということです。善意の人を責める話にも、善意をあてにしない話にも、したくありませんでした。

仕組みで保証した点数に善意が乗る足し算の図

「気づいた人がやる」を、「この時に必ずやる」に

やったことは単純で、気づく力に頼っていたところを、時と手順に置き換えただけ(笑

たとえば新人さんへの声かけは、「気づいた人が見てあげる」ではなく、区切りのタイミングで、誰がシフトに入っていても確認が入る形に。お客さまを待たせる場面も、「気が利く人が声をかける」ではなく、時間を決めて必ず状況をお伝えする形にしました。

ちなみに、本に書いた回数や分数は、あくまで本の中の例です。今のお店の全部のルールをそのまま書いたものではありません。大切なのは数字ではなく、誰が立っていても同じ場面で同じことが起きる、という点。

気づいた人がやる運用から決まったタイミングで確認する運用への変更を示す図

冷たい仕組み、ではなく、人を守る仕組み

こう書くと、仕組みは冷たく聞こえるかもしれません。でも僕の中では逆です。

本には、アキラに「気を利かせなくても回る現場にするから、その分、もっと大きなことに頭を使ってほしい」と伝えたと書きました。彼が笑って「楽になります」と返してくれた。あれが答えでした!

優しさを使い切らせないために、優しさを頼りにしない。これは、人への信頼を減らすことではなく、守ることだと考えています。

善意は補助で仕組みが土台であることを示す図

「あの人がいない日」の絵を、先に描いておく

「善意は補助。仕組みは土台。」この順番だけは、入れ替えないようにしています。

頼る側は、頼っている自覚が薄いものです。経営者の僕も、その立場になりやすい。だから、仕組みの話は、まず自分の癖を疑うところから始まると思っています。

冒頭の質問に戻ります。あなたの職場の「あの人」が明日お休みだったら、何が止まりそうですか。止まりそうなものが見えたら、それが仕組みで受け止める最初の候補。

小さな一歩としては、「あの人にしかできないこと」を紙に書き出してみる方法があります。書いてみると、意外と手順に落とせるものが混ざっているんです。全部を一度に直さなくて大丈夫(笑 一つ減るだけで、その人の肩は軽くなります。

ちなみに、判断が一人に集まる側の話は、第2章の「できる人」に頼るのをやめた日に書きました。あちらは判断の話、今日は優しさの話です。

本の中身はBOOKのページに、お近くの店は店舗一覧にあります。

明日は第17章「忙しい=うまくいっている、ではない」です。

お気軽にご相談下さい^^)


スマホ119は沖縄県内に店舗を構えるスマホ・iPhone修理店です。画面割れ・バッテリー・水没・データ復旧など、お気軽にご相談ください^^)
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