スマホ119 専務の現場ノート
専務ブログ現場から、次の119へ。
壊れたiPhoneを自分で直したあの日から、修理ひと筋で11年。いまは専務として全店舗の現場を回り、仲間の技術と心に火をつけるのが仕事です。スマホ119を責任持って引っ張っていく覚悟と、現場で起きているリアルを、そのまま書いていきます。
- 修理歴 11年たたき上げ
- 全 8 店舗現場を統括
- 育てる仲間と技術
背中で教えて、言葉で渡す。
どうも、レトロゲーム好きの専務です(笑)
昨日はファミコン ロボットでした。今日は据置図鑑㉛、PS2の薄型(SCPH-70000)です。
今日は11月3日、文化の日ですよね。実はこの薄型PS2、日本での発売日が2004年11月3日。ちょうど22年前の今日なんです。祝日に合わせて書けたのは、ちょっとうれしい(^^)
初代のPS2は、DVDは読むのにCDだけ読まない回で書きました。今日はその続きとして、薄くするときに何を外に出して、何を中に入れたのかを整理します。

①あの頃 — 2004年の文化の日、厚さ2.8cm
薄型PS2を発表したのは、当時のSCE(ソニー・コンピュータエンタテインメント)。発表は2004年9月21日、発売は11月3日の水曜日でした。僕はそのとき6歳、小学1年生です。
値段は、決まった定価が無いオープン価格でした。発売時の本体色はチャコール・ブラック。
大きさは、約230×28×152mm(幅×高さ×奥行き)、重さは約900g。発表文の言い方を借りると、従来のPS2にくらべて体積は4分の1以下、重さは2分の1以下。厚さは7.8cmから2.8cmになりました。割合でいうと、体積は約23%、重さは約45%です。
発表文には「そのサイズは洋書(ハードカバー)とほぼ同等」という一文もあります。ゲーム機の大きさを本で説明する。分かりやすいし、ちょっと誇らしげなのがいいですよね。
ちなみに、この発表の時点で、PS2全体の累計の生産出荷は7300万台を超えていました。これは薄型だけの数字ではなく、PS2という家族全体の数字です。
②外に出したもの — 電源はACアダプターへ
薄くするために、まず外へ出たのが電源です。
薄型の入力はDC8.5V。同梱物には「ACアダプター(電源コード含む)」が入っていて、電気を変える部分が本体の外の箱になりました。消費電力は約45W。
個人的には、ここがいちばん効いていると思うんです。電源の部品は、それなりに場所を取ります。そこを外に出せば、本体はぐっと薄くできる。そのかわり、ケーブルの途中に箱がひとつ増える。どちらを取るかの選択だったんですよね。
資料によると、背面にあった主電源スイッチも、SCPH-70000からは無くなったとされています。電源の考え方ごと、作り直したわけです。

③中に入れたもの — ネットワーク端子とひとつのチップ
逆に、中へ入ったのがネットワーク端子です。本体の背面に、イーサネット(100BASE-TX/10BASE-T)の端子を最初から付けました。北米向けのモデルには、モデムの端子も標準で付いていたそうです。イーサネットが本体に標準で付くのは、このSCPH-70000からと整理されています。
中身でいうと、CPUと描画のチップをひとつにまとめた「EE+GS」というチップが使われた、とも資料にあります。部品を減らして、ひとつにまとめる。薄くするには、外へ出すだけでなく、中をまとめることも必要だったんです。
背面の端子を並べると、こうなります。
- コントローラ端子×2・メモリーカード差込口×2
- USB×2・ネットワーク端子
- DC IN 8.5V・AVマルチ出力・光デジタル出力

④なくなったもの — 拡張の口と、前のスタンド
端子の一覧を見ると、従来機にあったHDDの拡張用の口が入っていません。資料では、SCPH-70000以降はHDDが対象外になったと整理されています。中にまとめた代わりに、外へ広げる口はひとつ減ったわけです。
縦置きスタンドも新しくなりました。薄型専用の縦置きスタンド(SCPH-70110)が、1,500円(税込1,575円)で同じ日に発売されています。従来の縦置きスタンドは使えません。形が変われば、支える道具も変わる。当たり前ですが、買う側には大事なところです。

⑤改造メモ — 薄型も、まずはご相談を
うちのPS修理のページは、対応機種に「PS2」と書いています。ディスクを読み込まないときのドライブ交換のメニューも、PS2にあります。ただ、ページに薄型の名前は出していません。薄型については「見せてください、ご相談ください」までです。
見てお見積りを出すところまでは無料で、直せなかった場合は修理代をいただきません。古い機械は部品が手に入らず、お受けできない場合もあります。そこも含めて、まずは本体を見せてください。
ちなみに、小さくした機械の話は、PS oneの回でも書いています。同じ「小さくする」でも、機械ごとに外へ出すもの、中へ入れるものが違うのが面白いところです。

だから、今のスマホも直せます
電源を外へ、ネットの口を中へ。薄型PS2は、何をどこへ置くかを組み替えて薄くなりました。スマホは、その組み替えをもっと先まで進めた機械です。電池も、通信の部品も、画面の裏にぎっしり。
中が詰まっているぶん、ひとつの部品を外すにも順番があります。電池の減りが早いならバッテリー交換、料金は修理料金表から。使わなくなったゲーム機は、買取のご案内もできます(^^)

次は11月4日(水)、PC-8801(NECの8ビットパソコン)です(パソコン編)
スマホ119は沖縄県内に8店舗を構えるスマホ・iPhone修理店です。スマホだけでなく、ゲーム機(Switch・PS・3DS・PSP等)の修理・買取も承っています。
画面割れ・バッテリー・水没・データ復旧など、お気軽にご相談ください(^^)
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