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沖縄のスマホ修理のお医者さん

スマホ119 専務の現場ノート

専務ブログ現場から、次の119へ。

壊れたiPhoneを自分で直したあの日から、修理ひと筋で11年。いまは専務として全店舗の現場を回り、仲間の技術と心に火をつけるのが仕事です。スマホ119を責任持って引っ張っていく覚悟と、現場で起きているリアルを、そのまま書いていきます。

専務スマホ119 専務 富村 レオ
  • 修理歴 11年たたき上げ
  • 全 8 店舗現場を統括
  • 育てる仲間と技術
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専務の富村レオが店舗の作業台でスタッフ2人に修理技術を指導しているイラスト 背中で教えて、言葉で渡す。
PC-8801は、カセットテープとフロッピーの間に立っていた|専務の据置図鑑・パソコン編④
2026.11.04 0

こんにちは!スマホ119で専務をしています、富村レオです(^^)

昨日は薄型のPS2でした。今日はぐっと時代をさかのぼって、パソコン編の④。NECの8ビットパソコン、PC-8801です。

パソコン編は、MSXの回、X68000の回、FM TOWNSの回と続けてきました。今日はその中でも古い一台。発売は1981年で、僕が生まれる16年前です。当時を知らない世代として、資料で知ったことを並べていきます。

古いパソコンの記録がカセットテープと外付けのフロッピーだったことを、専務が説明する4コマ漫画

①あの頃 — 1981年12月、228,000円

PC-8801が発表されたのは1981年(昭和56年)9月。同じタイミングで、同じNECのPC-6001も発表されています。発売は同じ年の12月でした。

発売時の価格は228,000円。消費税の無い時代なので、税の区別はありません。AKIBA PC Hotline!の連載は、これを「かなり思い切った価格でデビュー」と書いています。

当時の月刊ASCII(1981年11月号)は、PC-8801を「オフィスオートメーション機器としての使用に耐え、PC-8001の資産を活用できる上位コンパチブル機」と紹介しました。ゲームの機械というより、まずは仕事に使える本格的なパソコンとして世に出たんですよね。

②二つのBASIC — 前の機械の資産を持ったまま

PC-8801は、それまでのPC-8001の上位互換機です。中には、PC-8001と同じN-BASICと、新しいN88-BASICの、両方が入っていました。

これ、地味だけどすごく大事なところだと思うんです。新しい機械に乗り換えるとき、いちばん困るのは「今まで作ったもの・買ったものが使えなくなる」こと。PC-8801は、前の機械の言葉もそのまま話せるようにして、新しい言葉も足した。持っている人の財産を捨てさせない作りです。

スマホの機種変更でも、結局みんなが気にするのは「前の中身を持っていけるか」じゃないですか。1981年のパソコンも、同じところで勝負していたんだなと思います。

パソコン本体の背面から、カセットレコーダーと外付けのフロッピー装置へコードがつながる図

③記録の仕組み — カセットテープと、外付けのフロッピー

今日いちばん書きたかったのがここ。PC-8801の記録の方法は、二つありました。

ひとつはオーディオカセット。音楽を録るのと同じカセットテープに、プログラムやデータを残します。速さは600ボーと1200ボーの二つ。ボーは、信号を送る速さの単位で、1200は600の倍の速さで送れる、という意味です。

もうひとつが、外付けの5.25インチ ミニフロッピーディスク。本体とは別の装置をつないで使います。本体の背面には、カセットをつなぐCMT端子と、外付けのフロッピー装置をつなぐ口がありました。

テープとディスクの違いは、読み方にあります。テープは頭から順番に流していく記録で、途中のデータを取り出すにも、そこまで送る必要がある。ディスクは、回っている円盤の読みたい場所へ、読み取る部分が動いていく。この差は、使い勝手にそのまま出ます。

PC-8801の背面に、テープの口とフロッピーの口が並んでいた。それは、記録がテープからディスクへ移っていく時代の、ちょうど真ん中に立っていた証拠のように見えるんですよね。

テープは頭から順に読み、ディスクは読みたい場所へ動いて読む違いを示した図

④別売りと拡張 — あとから育てる前提の作り

初代のPC-8801では、フロッピーディスクドライブと漢字ROMはオプション、つまり別売りだったとされています。そして、汎用の拡張スロットを4つ持っていました。

買った日がいちばん完成した日、という作りではないんです。必要になったら、あとから足していく。228,000円の本体から始めて、使い方に合わせて育てていく機械だったわけです。

パソコン本体の中に並ぶ四つの拡張の差し込み口と、あとから差す部品を示した図

⑤そのあと — mkII、そしてSR

後継のPC-8801mkIIでは、フロッピードライブを本体に2台まで内蔵できるようになり、縦置きもできるようになりました。外付けだったものを、本体の中へ迎え入れたわけです。③の話の続きが、次の機種で形になっています。

さらにのちのSRでは、FM音源が標準になります。音の話は、それだけで一回分になりそうなので、また別の機会に。今日は初代のところで止めておきます。

⑥改造メモ — 古いパソコンは、そのまま見せてください

うちのゲーム機修理のページに、PC-8801のメニューはありません。パソコンの古い機種は、ここは「見せてください、ご相談ください」までです。直せるかどうかは、見てからのお話になります。

実家の押し入れから本体やテープが出てきたら、無理に電源を入れて確かめるより、まずはそのままの状態で持ってきてください。見てお見積りを出すまでは無料で、直せなかった場合は修理代をいただきません。

昭和の書斎の机に、古いパソコンと緑色の画面、カセットレコーダーが並ぶ情景

だから、今のスマホも直せます

テープからディスクへ。外付けから内蔵へ。PC-8801の歴史は、記録をどこに、どうやって残すかの歴史でもありました。今のスマホは、その記録を全部、手のひらの中に入れています。

だからこそ、壊れたときに気になるのは「中身」なんですよね。スマホの写真や連絡先を新しい機種へ移すなら機種変更データ移行、スマホが起動しなくて中身が心配ならデータ復元のページを見てください。お近くの店舗でもご相談を受けています(^^)

修理店のカウンターで、古いパソコンとカセットテープを受け取る手元の情景

次は11月5日(木)、Nintendo Switch(有機ELモデル)です(現行機編)


スマホ119は沖縄県内に8店舗を構えるスマホ・iPhone修理店です。スマホだけでなく、ゲーム機(Switch・PS・3DS・PSP等)の修理・買取も承っています。
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