スマホ119 専務の現場ノート
専務ブログ現場から、次の119へ。
壊れたiPhoneを自分で直したあの日から、修理ひと筋で11年。いまは専務として全店舗の現場を回り、仲間の技術と心に火をつけるのが仕事です。スマホ119を責任持って引っ張っていく覚悟と、現場で起きているリアルを、そのまま書いていきます。
- 修理歴 11年たたき上げ
- 全 8 店舗現場を統括
- 育てる仲間と技術
背中で教えて、言葉で渡す。
こんにちは、スマホ119で専務をしています、富村レオです(^^)
パソコン編の3台目です。MSX、X68000に続いて、富士通のFM TOWNS(エフエム タウンズ)。
この機械の看板は、一行で言えます。「世界で初めて、CD-ROMドライブを最初から積んだパソコン」。この回はそこを中心に、規格の話をしていきます。

①あの頃 — 1989年2月28日、発表
富士通がFM TOWNSを発表したのは1989年2月28日です。発売の日は、店に並んだ日の確かな資料を取れていないので、「発表」の日付で書いておきます。
僕が生まれる約8年9か月前。当然、リアルタイムでは知りません。PC Watchの記事や富士通の資料で知ったことを、そのままお伝えしますね。
- CPUは32bitのi80386
- モニターとキーボードは別売り
- 組み合わせたシステム価格は50万円前後
本体の値段は、実は資料で割れています。富士通の沿革では「338,000円から」、海外のサイトでは発売時400,000円としているものも。どちらが正しいか、僕には決められません。なので、「資料により違う」と書いておきます。
②遊んでた — ソフトの数が、じわじわ増えていく
代表的なソフトの名前は、今回は挙げません。ゲームの中身まで確かめられていないからです。
そのかわり、数なら分かります。PC Watchの記事によると、対応ソフトの種類は、こう増えていきました。
- 発売時:27種類
- 1989年5月:52種類
- 1989年12月:125種類
- 1990年11月:305本
2年足らずで、10倍以上。新しい規格の機械は、ソフトが増えて初めて「生き物」になるんですよね。発売に合わせて「電脳遊園地」というイベントが3月10日から開かれ、発売2日間で1,000台の受注があったそうです。

③開けてみる — 「CD-ROMを標準で積む」の意味
開けて中の基板を、とはいかないので、考え方の話をします。
当時のパソコンのソフトは、フロッピーディスクで配るのが普通でした。それに対して、CD-ROMは、フロッピーよりずっとたくさんの情報を入れられる入れ物。絵も音も、たっぷり入ります。ゲームのような使い方が似合うのは、そのためです。
ここで大事なのが「標準搭載」の部分。あとから足す周辺機器じゃなく、最初から全員の手元にある。すると、ソフトを作る側も、「CD-ROM前提」で作りやすくなる。たぶん、そういう狙いだったんだと思います。規格が広がる条件を、本体の側で先に用意したわけです。

後の機種の話も、ひとつ。FM TOWNS II HR20(1992年発売)の標準価格は、税抜表示で328,000円。CD-ROMドライブは等倍速のトレイ式でした。今のゲーム機のディスクドライブとは、ずいぶん雰囲気が違いますよね。
④今、壊れるとこ — 「記録がある」までにします
ここは、正直に短く。公式や国内の記事は取れなくて、見つかったのは愛好家の整備記録(英語)だけです。なので「この機種はこうなる」とは言いません。
- 日付や時刻の設定が消える症状は、内蔵の電池(CMOS電池)の劣化が疑われる。FM TOWNS II Fresh・Eでは3VのCR2450で、交換には分解が必要だった、という記録がある
- ある記録では、ハードディスクから起動しなくなってHDDを疑ったが、日時も消えていて、原因は電池切れだった
- タワー型の一部の世代では、電源ユニットの部品が液漏れで傷みやすく、直しても数か月で壊れることがある、という記録もある
2つ目の話は、教訓として好きです。起動しない=HDDの故障、とは限らない。電池の話は、レトロゲーム機の電池の回にも通じます。

いずれも、自分で電池を替える、電源を開ける、といった作業は、おすすめしません。FM TOWNSの修理メニューは、お店のページにありません。なので見せてください、ご相談ください、までです。
⑤改造メモ — 今回は、お店でできること
レトロ機は「メーカーの修理が終わってしまった機種こそ、ご相談ください」がお店の考え方です。ただし部品が手に入らず、お受けできないこともあります。そこは作業の前に正直にお伝えします。見て、お見積りを出すところまでは無料です。

だから、今のスマホも直せます
日付が消える、起動しない。原因が「大きな部品」ではなく、小さな電池だった。この切り分けの感覚は、スマホの修理でも毎日使います。
画面が真っ暗になったら全部故障、と思いがちですが、電池だけの問題のこともあります。まずはバッテリー交換や修理料金表を見て、迷ったら見せてください(^^) ゲーム機のご相談はゲーム機修理へ。買取のご案内もできます。

次は10月20日、PS VRです。
スマホ119は沖縄県内に8店舗を構えるスマホ・iPhone修理店です。スマホだけでなく、ゲーム機(Switch・PS・3DS・PSP等)の修理・買取も承っています。
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