スマホ119 専務の現場ノート
専務ブログ現場から、次の119へ。
壊れたiPhoneを自分で直したあの日から、修理ひと筋で11年。いまは専務として全店舗の現場を回り、仲間の技術と心に火をつけるのが仕事です。スマホ119を責任持って引っ張っていく覚悟と、現場で起きているリアルを、そのまま書いていきます。
- 修理歴 11年たたき上げ
- 全 8 店舗現場を統括
- 育てる仲間と技術
背中で教えて、言葉で渡す。
こんにちは、専務の富村レオです(^^)
昨日は、本体とCD-ROMを一台にまとめたPCエンジンDuoでした。今日は本体ではなく、ゲームボーイにつなぐ小さなカメラと、撮った写真を紙に出すプリンタの話です。周辺機器編の⑤になります。
カートリッジの形をしたカメラで、レンズはくるっと回って、写真は白黒。今から見ると小さな世界なんですけど、任天堂の資料を読み直したら、できることが意外と多くてびっくりしました。

①1998年2月21日、5,500円のカメラ
ゲームボーイ ポケットカメラの発売日は1998年2月21日。希望小売価格は5,500円(税別)。色は赤・黄・緑・透明紫(クリアパープル)の4種類です。
任天堂の製品ページと、前の年の11月21日に出た発表資料の両方に、同じ日付と値段が載っています。
この日、僕は生まれて約2か月半。もちろん記憶はないので、今回は資料で知ったことを書きます。
②小さなカートリッジの中身
発表資料の仕様を並べるとこうです。
- ゲームボーイとゲームボーイポケットに対応
- モノクロ4階調(白を含む)
- レンズ部分は水平方向に180°回る
- 保存できる写真は30枚ほど
- 動画のように表示すると、1秒に7〜8枚ほど
- ミラー、4分割、拡大などの画像処理
- カートリッジの中身は、ROMが8Mbit、RAMが1Mbit
レンズが回るので、自分に向けて撮る、前を撮る、がカートリッジの向きを変えずにできるんですよね。画素数は、僕が確かめられた資料には出ていなかったので書きません。

③撮るだけで終わらない
製品ページを読んで面白かったのは、撮った写真を遊びに使えるところです。
ペイントで絵を描き足せる。スタンプには、イラストや文字や数字のほか、ポケモンのキャラクターも入っていました。アニメーションで、撮った写真をパラパラ漫画にもできます。
「ピクトリップ」は、写真に効果音や画面の効果、ほかの写真へのジャンプ先まで付けられる機能。ちょっとした紙芝居ですよね。
そしてゲームが3つ。SPACE FEVER II、BALL、RUN! RUN! RUN!。どれも自分で撮った顔が登場するそうです。通信ケーブルで、友だちと写真を交換することもできました。
撮った顔がゲームに出る。今なら当たり前に思えても、1998年にカートリッジ一本でやっていたと思うと、遊び心がすごいんですよね。

④ポケットプリンタ — 熱で色を出す紙
写真を紙にして残す相棒が、ポケットプリンタ。発表時の予定価格は5,800円(税別)でした。最終的な発売時の価格までは、確かめられていません。
仕様は、発表資料だとこうなっています。
- 印字幅は約26.6mm、印字速度は約13秒(1画面)
- モノクロ4階調で印字
- 電源はアルカリ単三電池6本。電池がフルなら約1,000画面
- 本体とは、ゲームボーイポケット用の通信ケーブルでつなぐ
- 色はライトグレーの1種類
ゲームボーイの横に、小さな箱をひとつ足すだけ。そんな気軽さも、周辺機器の楽しさでした。
紙はロール紙で、サーマル、つまり熱で印字する方式。しかもシールタイプです。予定価格は500円(税別)で、1本で約100画面ぶん。撮ったらすぐ、手帳やノートに貼れたわけです。

⑤今、手元にあるなら
久しぶりに引き出しから出すとき、気をつけたいのは電池です。プリンタは単三が6本。入れたまま長く置くと、液漏れの心配が出ます。使わない間は抜いておく。レトロ機の電池の話はレトロゲーム機の電池は全部ヤバい回でまとめました。
カートリッジの端子を息で吹くのも、やめておきましょう。理由はカセットに息を吹くとなぜ壊れるのかの回にあります。
紙に刷った写真が、年月でどう変わるか。これは僕が確かめられた資料に無かったので、ここでは触れません。

やらないでほしいこと
端子が汚れて見えても、分解して磨く、のは自己流です。小さな基板ですし、戻せなくなるとカメラごと使えなくなります。
中の画像データを取り出すような改造や、非公式のソフトも、ここでは扱いません。思い出の一枚は、プリンタで刷って、紙で残してください。
ゲームボーイ系の周辺機器は、お店の修理メニューには載せていません。壊れていそうなら、ゲーム機修理のページを見たうえで、まず見せてください。ご相談ください。
だから、今のスマホも直せます
回るレンズ、紙を送る小さな部品、ケーブルでつなぐ信号。小さい機械が、毎日ちゃんと動いていたんですよね。
今のスマホのカメラも、小さな部品の集まりです。バッテリーの減りが早い、といった前ぶれの段階で見せてもらうのがいちばんだと、個人的には思っています。電池はバッテリー交換から、お近くの店は店舗一覧からどうぞ(^^)

次は10月28日、北米版のスーパーファミコンです。同じ中身なのに、日本のカセットは差し込めない、という話をします。
スマホ119は沖縄県内に8店舗を構えるスマホ・iPhone修理店です。スマホだけでなく、ゲーム機(Switch・PS・3DS・PSP等)の修理・買取も承っています。
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